円高円安

1ドル80円の円高で政府介入したときがありましたが、1ドル120円になりました。どちらかというと円安(?)です。しかし、円高のときほど社会情勢に不安感が広がっている様子ではないことから、ある程度妥当なところで推移しているのではないかと思います。現在は1ドル117円となっています。円高か円安かという判断はややもすればあいまいなもので、ニュースにおいて専門家が円高といえば円高であるし、円安といえば円安と解釈しています。


関連カテゴリ
情報
サイトナビゲーション

為替相場と日本経済の関係

fshuu88 通貨であれ、株式であれ、海外の金融商品ハイローオーストラリアに投資するとき、損益に大きな影響を与えるのが為替の変動です。外貨建ての投資では、基本的に円安に振れることを期待して投資を行います。円安になると決済時に受け取れる日本円の量が増えるので、利回り対してさらに利益を増やせます。逆に円高になってしまうと、決済時に受け取れる日本円は目減りしてしまうのです。

一般的に海外への投資は利回りが良いですが、為替の変動には常に注意を払っておきましょう。いかに利回りが良いといっても、為替変動を吸収しきれるほどのものではありません。為替の損失が利回りを上回ってしまうとトータルでも損失を出すことになるので、今後円安になると判断したときが海外投資の良いタイミングになります。

このように海外投資の際には為替レートの予測が重要な意味を持ちますが、日本国内への投資を行うときも為替レートは大きな影響力を持っています。日本経済は為替レートにより決まると言っても良いほどです。円高や円安がどのような性質をもって経済に影響を与えるのかを知っておくと、国内景気の予測がしやすくなります。

円高による国内への影響

日本は輸出大国であると同時に輸入大国です。為替レートが円高になった場合、その影響は功罪半ばです。円高になると円の価値が上昇するので、外国の人が日本の品物を購入するにはより多くの通貨(ドルなど)が必要になります。円高では海外市場における日本産の品物が値上がりするので、外国の人はメイド・イン・ジャパンの製品を購入しづらくなるのです。

その結果、輸出が伸び悩むようになり国内景気は低迷します。日本国内の需要は一定なので、日本経済の拡大は輸出が増えるかどうかにかかっているのが現状です。輸出が伸びにくくなる円高は不景気を招きやすく、株価は下落します。

その反面、輸入品の値段は下がるので、衣食住の多くを輸入に頼っている日本では支出が減るというメリットもあります。ただ、収入が減る上に支出も抑えられるので、円高ではデフレが進行し、輸出の不振もあって株価の低迷が続きやすいです。

円安による国内への影響

為替が円安になると、円の価値が下がるので外国の人はこれまでより少ない通貨で日本の製品を購入できるようになります。日本の輸出品が海外市場へ安く提供できるようになり、競争力が増して輸出が増加するため、日本国内の景気も良くなります。

日本経済の主要産業である輸出業が好調なので平均株価も上昇し、その影響は次第に日本国内の他の業種にも波及します。経済の好循環が生まれ、消費も活発になるのです。

経済は上向きますが、輸入価格が上昇することを忘れてはなりません。生活に必要なコストが上昇するため、好調な輸出の恩恵を受けにくい仕事に従事している人にとっては生活が逆に苦しくなる場合もあります。とはいえ、経済が活性化するので円安のほうが投資しやすい環境にあるというのは確かです。


円安と円高にどう対応するか

為替レートの変動はさまざまな要因が複雑に絡み合っており、投資家個人の力でどうにかできるものではありません。円高においても円安においても柔軟に対応をしていく必要があります。円高においては経済が不調で株価も低迷するため、別の投資手段を考えなければなりません。この際の投資先になりやすいのが債権です。

債権は企業や政府がお金を調達した際の証文のようなものです。お金とはいわばイコールなので、円高の際に日本円の価値が上がると同様に債権の価値も上がります。こういったコンセンサスがあるので円高時には債権に多くの資金が集まり値上がりしやすくなります。

円安時には経済が好調になり株価も上がるので、株式に資金が集まりやすくなります。日本円の価値が相対的に下がることになるので、債権の価格が落ちやすいことには注意しましょう。

ただし債権も、輸出産業に関連の深いものなどは輸出の伸びとともに高値を維持することもあります。債権をどう扱うかについては慎重に見極めていきましょう。

このように、円高であっても円安であっても投資の手段は存在します。為替レートを予測しながら、柔軟にポートフォリオを組み替えていきましょう。もちろん、為替相場に投資するという方法もあります。こちらも円高、円安に関係なく利益を生み出せるので、有力な投資先となるでしょう。

円高と円安にはさまざまなメリット、デメリットがあります。デメリットを嘆くよりは、メリットに目を向け、積極的に活用していくことが資産形成のポイントです。